TOPコンシューマIT > ウエアラブル型の一般向け脳活動計、日立ハイテクが試作

コンシューマIT

ウエアラブル型の一般向け脳活動計、日立ハイテクが試作

2014/12/02

Tim Hornyak IDG News Service

 集中力を高めたい人は要注目だ。日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)が、ウエアラブル型の脳活動計の試作機を開発した。学習能力の向上などの用途に向けた製品化を目指している。

 試作機の外観は、昔の電話の受話器にどことなく似ている。額を覆う形で装着し、スマートフォンと連携して使用する。

 目立たない装置だとは決して言えないものの、重さはわずか100グラム程度だ。外部接続の電源ケーブルはないので、装着したままで日常的な作業をこなすことができる。脳の活動状況はスマートフォンによりその場で確認可能だ。

 この装置は、額の両脇部分で近赤外光を照射し、大脳皮質内での血流量の変化を計測する。脳内の血流変化は、脳の特定領域での活動量と関係している。この変化を、装置に内蔵した信号処理回路で分析し、Bluetooth接続のAndroidスマートフォンに結果を表示する。これにより、自分の脳の活動状態がリアルタイムで分かる。

 開発元の日立ハイテクはこの装置について、認知トレーニングや学習といった用途での活用に向けたものだとしている。また、クイズや記憶パズルなどのスマートフォン用ゲームと組み合わせる形で活用できる可能性もある。

 同社広報担当者は次のように話している。「この装置では脳の活動がリアルタイムで分かるので、例えばリハビリ目的で利用できる可能性がある。これは、一般ユーザー向けのコンパクトな装置として設計したものであり、ゲーム用や医療用の特別な装置ではない」

↑ページ先頭へ