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iPhoneが12月2日以降に突然再起動する不具合、iOS 11.2で修正
2017/12/05
12月2日に目覚めたらiPhoneがクラッシュしていたという人は、次の手順で修正できる。
- 問題を引き起こす通知でアップデートが妨害されないよう、すべての通知をオフにする。あいにく、この作業は手間がかかる。すべての通知をまとめてオフにするトグルボタンはないからだ。たとえ「おやすみモード」をオンにしていても、ローカル通知が介入する可能性はある。「設定」の「通知」を開いて、通知を出すアプリの一覧からアプリ名をタップし、「通知を許可」をオフにしていく必要がある。
- 通知の設定を変えるためのホーム画面にたどり着けない場合は、MacかWindowsのパソコンに接続して、iTunes経由でアップデートを試してみる。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウエア・アップデート」から、iOS 11.2をインストールする。
- インストールが完了したら、オフにした通知をオンに戻す。
iOS 11.2をインストールして通知をオンに戻しても問題が解決しない場合は、Appleサポートへ問い合わせるようにとのことだ。
OSのアップグレードにバグ修正は付き物だが、今回のiOSのバグは、同社のOSがさまざまな問題に見舞われた1週間を悲惨な形で締めくくるものとなった。この週はまず、「macOS High Sierra 10.13.1」で深刻な欠陥が見つかった。ユーザー名に「root」と入力し、パスワードを空欄にすると、誰でもルートユーザーとしてフルアクセスが可能になるという欠陥だ。その後すぐにパッチがリリースされたが、今度は、そのパッチを適用したらファイル共有ができなくなったという話が出てきた。さらに、パッチ適用後にHigh Sierraをアップデートするとバグが再発するとの声も聞かれた。
Appleは11月末、macOSのrootのバグについて謝罪。「お客様に失礼なことをした。開発プロセスを監査し、再発を防ぐ」とする声明を出した。だが、今回のiOSのバグも、そちらと無縁ではない。皮肉にも、今回のバグが発生したiOS 11.1.2は、iPhone Xの画面が寒い場所で反応しなくなる問題を修正するものとしてリリースされたバージョンだった。さらに、その前のiOS 11.1.1では、大文字のIが勝手に化けるという問題が修正されていた。Appleは、iOSの開発プロセスも綿密に検討すべきかもしれない。
(了)