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グレートバリアリーフのサンゴ礁再生を目指して、水中ドローンを活用

2018/12/18

George Nott Computerworld Australia

 LarvalBotは、1回のミッションで約10万の幼生を運ぶことができる。今回は、11月末の大規模産卵で放出された膨大な卵と精子を集めて飼育した幼生を使った。グレートバリアリーフでは例年この時期に大規模な産卵がある。

 まず、海面を漂う卵の集団(スリック)を、浮遊型の大きな捕獲器で集めたうえで、サンゴの再定着を目指す場所に運び、海に浮かべたプールの中で幼生を育てる。科学者らはこのプロセスを「サンゴの体外受精」と表現する。こうして得た幼生を、グレートバリアリーフ北部の荒廃が激しいエリアにLarvalBotで散布する。

 グレートバリアリーフでは2016年と2017年に連続で白化現象が確認されているが、それを乗り越えたサンゴから得た幼生は、高海水温への耐性が高いサンゴになることが予想され、今後の白化を生き延びる力も高いものと考えられる。

 今回の実地試験は、クイーンズランド州ケアンズ沖のブラソフリーフで行った。

 「このロボットは、荒廃したリーフの海域に幼生を優しく放出して着底させ、やがて幼生がポリプへと成長できるようにする」とDunbabin教授は説明し、いわば「水中散布機」のようなものだとした。

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