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2014年のLinux関連の10大ニュース──Chromebookの隆盛、SteamOSの延期、Linuxの内輪もめ(下)

2015/01/23

Chris Hoffman PC World

MicrosoftがLinuxに浮気

 MicrosoftのCEO(最高経営責任者)であるSatya Nadella氏は2014年10月、「Microsoft (ハートマーク) Linux」というスライドを大写しにしたスクリーンの前で、MicrosoftはLinuxが大好きだとの発言を行った。Microsoftは、クラウドサービス「Azure」でLinuxサーバーをできるだけ多くホスティングしたいと考えている。また、Linuxのサーバーアプリケーションを.NETで作成してもらいたいとの意向もある。2014年11月には、.NETのサーバー側の部分をオープンソース化した。

 「Linuxは癌だ」「オープンソースソフトウエアは反米的だ」といった発言が聞かれたSteve Ballmer氏の時代と比べれば、Microsoftが大きな前進を果たしたことは間違いない。

 だが、Linuxに対するMicrosoftの愛は、決して無条件の愛ではない。同社が大好きなのはサーバーに載ったLinuxだ。Officeなどの同社ソフトウエアのLinux版が近々登場するとは思えない。.NETに関しても、GUIアプリケーションをLinuxデスクトップに移植するために必要な部分をオープンソース化することはなさそうだ。それに同社は、Linuxが同社の特許を侵害していると主張して、AndroidやChrome OSといったLinuxベースのOSを搭載しているデバイスメーカーに使用料の支払いを強要している。

 変わる部分が多いほど、変わらない部分も多いものである。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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