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ネットに自分の痕跡を残さない方法(前)

2015/02/10

Bob Violino CSO

 現代は、あらゆるコミュニケーションや商取引がインターネットに大きく依存し、モバイルやデスクトップのデバイスを通じて人々がさまざまな形でつながっている。そうした中で、ネット上に自分の痕跡を残さないままでいることは可能なのだろうか。これは多くの人にとって難題かもしれない。だが、プライバシーに敏感なユーザーがサイバー空間で行動の足跡をできるだけ残さないようにするための方法はある。

 プライバシーの専門家で、『How to Disappear(完全履歴消去マニュアル)』という著書もあるFrank Ahearn氏は、自分にとって何が重要なのかをまず評価し直すことが、プライバシーに関しては重要だと話す。

 「アプリが持つアクセス権の中に、GPSの位置情報、カメラ、写真、連絡先へのアクセス権があっても大丈夫だろうか。プライバシーとは奇妙なものだ。形がある物体ではないし、目に見えないせいで意識からも消えてしまうことがある」

 インターネット、監視カメラが設置されたエレベーター、ネット接続を必要とするモバイルアプリなど、第三者が所有または運営する媒体や手段を利用するケースについては、やはり入念な検討が重要だ。「現時点では、こうした状況ではプライバシーがないということを受け入れる必要がある。したがってこれは、防御の問題というよりは、個人の意識の問題だ」

 インターネット利用者が自らのプライバシー保護を強化する方法について、「自分の個人情報は金銀のように貴重なものだと考えることだ。ただで譲り渡してはいけない」とAhearn氏は言う。「本人が個人情報に価値を置く必要がある。また、利用者から手に入れた情報でサイト側は収益を上げたいのだということを、利用者側が認識する必要がある。これに対抗する策として一番よいのは、偽の情報を渡すことだ。デジタルの世界では、偽装には積極的な意図がある」。実のところ、オンライン情報を万全に保護するうえで、ユーザーにとってこれは最大の武器である。

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