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セキュリティ

Bitcoinに代わる「ダーク」な仮想通貨(下)

2015/04/03

Maria Korolov CSO

 Bitcoinの安全性には限りがある。犯罪者たちは、もっと匿名性が高い別の決済システムに視線を向け始めている。

前回から続く)

匿名性は弱点にもなる

 技術者としては、答えは常にアルゴリズムの向上にあるという気がするかもしれない。ハッカーとしては、秘密性や匿名性は安全性と同義という気がするかもしれない。

 プライバシーを主張する人や、マネーロンダリング、ギャンブル、犯罪に手を染めている人の中には、完全無欠の匿名性を探し求めている人もいるだろう。だが、それが本当に得られたとしても、その匿名性が逆に仇となる可能性も考えられる。

 なにしろ、自分が誰なのかが当局に知られないということは、自分としても、取引相手が誰なのかが分からないということになる。

 従来の犯罪組織は、信頼と個人的関係のネットワークを基盤としていた。新たに客になるには、既存の客からの保証が必要になる。

 犯罪者は、犯罪集団の中で出世したり、刑務所で新しいパートナーを見つけたりといったことを通じて、相手が信頼できる人物だと確認する。

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