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次世代SSDの接続規格「NVMe」とは(前)

2015/04/28

Jon L. Jacobi PC World

開発の経緯

 数年前から記事で取り上げてきたように、SSDは非常に大きな壁に直面している。従来のストレージバスという壁である。SATAやSAS(Serial Attached SCSI)は、ハードディスクドライブにとっては十分な速度を備えているが、高速化が進むSSDにとっては力不足になってきたのだ。

 SATAは転送速度の上限が600Mバイト/秒であることから、最近では、トップクラスのSATA SSDをテストしてみると、どれも500Mバイト/秒程度という同じような結果が出る。12GBバイト/秒のSAS SSDであっても、性能は1.5Gバイト/秒程度で頭打ちになる。SSD自体の潜在能力は、実際はこれよりはるかに高い。

 こうした頭打ちがやって来るということは、業界は初めから認識していた。SSDは、ハードドライブを模してはいるものの、低速なハードドライブより、高速なシステムメモリーと比べた方が、共通点がはるかに多い。しかし実際問題としては、パソコンの既存のストレージインフラをそのまま利用して、メモリーに比べたら低速なSATAやSASにSSDをつなぐ方が好都合だったのだ。当分の間は、この方法でうまくしのぐことができた。SSDの高速化にはしばらく時間がかかったからだ。だが、そうした期間はとうの昔に過ぎ去った。

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