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IT労働市場、主導権は働き手の側に(上)

2015/05/25

Mary K. Pratt Computerworld

 これは、現在のIT幹部たちが共通して抱いている思いだ。IT技術者の失業率は低く、IT分野の新しい働き口は増えている。これらの要因に加え、かねてから続いている専門的技術者の不足により、給与は上がっている。この結果、欠員補充にかかる期間は長くなっており、また働き手側の主導権が強まりつつある。

 Computerworldが実施した調査「2015 IT Salary Survey」の結果で見てみよう。2268人のITマネージャーのうち、IT分野の社員が今年増える見込みだと回答したのは約43%だった。2014年の38%より増えている。

 一方で、採用候補者の一群は、あまり大きな規模ではないかもしれない。今回の調査に回答した4800人以上のIT系就労者のうち、新しい仕事を探していないとした人は48%、別の勤務先での仕事を考えてもよいが積極的には探していない人は37%、現在の勤務先で別の仕事に就きたいとした人は6%だった。別の勤務先での新しい仕事を積極的に探しているとした人は、わずか9%だった。

 企業側にとっては厳しい結果だ。IT関連の働き口の数は増えているからだ。マネジメントコンサルティング企業の米Janco Associatesが2015年3月に発表したところによると、米国では過去12カ月間でIT関連の新たな働き口が13万以上創出されたという。

 しかも、米IT系人材派遣会社TEKsystemsの調査マネージャーJason Hayman氏によると、IT就労者の現在の失業率はわずか2.5%程度だ。

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