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IT労働市場、主導権は働き手の側に(中)

2015/05/27

Mary K. Pratt Computerworld

 IT技術者の失業率は低く、IT分野の新しい働き口は増えている。これらの要因に加え、かねてから続いている専門的技術者の不足により、給与は上がっている。この結果、欠員補充にかかる期間は長くなっており、また働き手側の主導権が強まりつつある。

前回から続く)

専門職の技術者求む

 今回の調査の回答者のうちで、今後1年間にIT部門で人員採用を行う予定だと答えたITマネージャーに対し、採用対象の職種で中心となるものを尋ねたところ、高度な技能を持つ専門職との回答が64%に及んだ。スタッフや初級レベルの技術職との回答は31%、管理職との回答はわずか3%だった。

 もちろん、欠員補充の難しさは企業の状況や環境によっても異なる。採用担当者やIT幹部の話によると、一部の地域(具体的には、東海岸や西海岸にあるテクノロジーの中心的都市と、その間にある都市部)では、IT関連の職種の欠員が他の地域よりも多く、人材の獲得競争がその分激しいという。また、対象の職種が、セキュリティ、ビッグデータ、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、モバイルアプリ開発など、現在話題の最新分野である場合の方が、適任の候補者探しに苦労するはずだ。

 だが、企業がIT技術者の採用をやみくもに進めたドットコム・ブームの頃に戻ると見る人はいない。「現在は、常軌を逸したバブルの状況にはないし、今後そうなるという心配も私はしていない」と、認定資格で知られるIT業界団体の米CompTIAでプロダクト管理担当のシニアディレクターを務めるJames Stranger氏は言う。

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