TOPSoftware > LibreOffice、MS Officeとの競合はいかに(...

Software

LibreOffice、MS Officeとの競合はいかに(前)

2015/07/21

Paul Rubens CIO

 非営利団体のThe Document Foundationが開発する「LibreOffice」は、Microsoft Officeと同様の機能を数多く備えた無償のオープンソース・オフィススイートとして、ユーザーの獲得を目指している。Sun Microsystemsが2000年にリリースした「StarOffice」(日本ではStarSuite)のオープンソース版である「OpenOffice.org」からフォーク(分岐)する形で、4年以上前に始まったプロジェクトだ。

 オープンソースプロジェクトの中でも、米Microsoftの「Office」に真っ向勝負を挑むプロジェクトは、失敗する可能性が最も高そうに思える。世界中の企業、教育機関、政府機関で事実上の標準となっているOfficeは、飛び抜けた難敵だからだ。実際、Officeのヘビー級のパンチに叩きのめされて消えていったオフィススイートは、これまでにたくさんある。

 それでも、非営利団体のThe Document Foundationが開発する「LibreOffice」は、Microsoft Officeと同様の機能を数多く備えた無償のオープンソース・オフィススイートとして、ユーザーの獲得を目指している。Sun Microsystemsが2000年にリリースした「StarOffice」(日本ではStarSuite)のオープンソース版である「OpenOffice.org」からフォーク(分岐)する形で、4年以上前に始まったプロジェクトだ。

 LibreOfficeの主要な開発者の1人であるMichael Meeks氏によると、LibreOfficeを利用しているLinuxユーザーは現時点で約2000万人いる(LibreOfficeは多くのLinuxディストリビューションに含まれている)。また、自動更新のリクエストを定期的に送って来るIPアドレスが1億2000万あり、新しいアドレスも毎週100万のペースで含まれている。世界全体のLibreOfficeユーザーの数は約8000万人と推定されるという。

 このユーザー数は、オープンソースのオフィススイートにしては多く感じられるかもしれない。だが、この推定値が正しいとしても、Microsoft Officeのユーザー数には遠く及ばない。2015年2月のMicrosoftの推定によると、Officeの利用者数は世界全体で12億人に上る。また、「Office for iPad」「Office for iPhone」の両アプリだけでも、ダウンロード数は8000万回を超えている。

↑ページ先頭へ