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不倫サイトも被害か、社内に潜むセキュリティの脅威(中)

2015/10/21

David Weldon CIO

 カナダAvid Life Mediaが運営する既婚者向け出会い系サイト「Ashley Madison」は、利用者の不実な行為を見事に後押しし、悪名を高めた。それだけに、同社が経験した史上稀に見るショッキングな情報漏えいが、内部関係者の犯行だったとしても、因果応報と思う人がいるかもしれない。

前回から続く)

 さらに、内部の脅威の中でも比較的新しいものとして、政治的な動機による犯行がある。これは、特に危険な脅威の1つとなるかもしれない。

 CISO(最高情報セキュリティ責任者)を務めた経験を持つITセキュリティコンサルタントのCandy Alexander氏は次のように言う。「私は常に、人間という観点から目を向けてきた。セキュリティ部門やIT部門の担当者にとっては、今の世の中で社会に何が起きているかを注視することが重要だ。それが電子世界にも反映される。現在の我々の社会と文化には、さまざまなことへの不寛容が数多くある。さまざまな出来事を通じて、それが表れつつある」

 Ashley Madisonの事件で、社会意識が動機の1つとなった可能性はあるのだろうか。現段階で判断するのは時期尚早ではあるものの、ITセキュリティ専門家の中には、その可能性は間違いなくあると話す人もいる。

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