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OpenFlow、岐路に立つ?(中)

2016/02/03

Ethan Banks Network World

 OpenFlowは岐路に立っているように思える。見方によっては、そのことを意外に感じる人もいるかもしれない。そして、そこから1つの疑問がわいてくる。果たしてOpenFlowは、長い目で見た時に、SDNの中で果たすべき重要な役割があるのかどうかという疑問だ。

前回から続く)

 また、OpenFlowでは一部のハードウエアが真価をフルに発揮できないという点を指摘する人もいるかもしれない。つまり、標準化されたインタフェースとしてのOpenFlowでは、当該機器のチップが持つすべての機能を外部から利用することはできないという意味でだ。結局のところ、CiscoやJuniperのようなベンダーは、独自のチップで差別化を図っている。この指摘もそのとおりである。しかしそれでも、トラフィック・フォワーディングやアクセス制御に関して、すべてのネットワークに共通する根本的な機能があるという事実は変わらない。対象のチップが何であってもだ。

 では、OpenFlowが単なる手段だとすると、あえてOpenFlowを前面に押し出す意味があるのだろうか。

 初期のSDNは、実現手段に関しての話が盛り上がった。手段がなければ、SDNは着想の域を出られなかったからだ。だが業界は、手段に着目する段階から、その手段がネットワーキングにもたらし得る恩恵を形にするという段階へと移り始めた。したがって、SDNの用途、製品、運用へと重心が移りつつある。別の表現で言うと、一般的なネットワーキングのユーザーは、SDNやOpenFlowを買っているわけではない。SDNが徐々に主流となっていく中で、その手段がもたらす機能を買っているのである。

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