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2016年の従業員エンゲージメントを巡る16のトレンド(中)

2016/02/24

Sharon Florentine CIO

7:従業員間で行う称賛や評価の増加

 従業員同士が互いに行う称賛や評価について、それを実践している人の割合はここ数年で高まっており、2016年には特に優勢なものになるとTINYpulseは予測する。「この傾向はしばらく前から見られる。当社の2013年のレポートの調査結果では、企業の従業員のうちで、簡単に使えるツールがあれば互いの称賛や評価を継続的に行うと回答した人が、全体の36%いた。また、2014年のレポートでは、その割合が44%になった。つまり企業としては、尊重されているという感覚を従業員が互いに与えられるように支援する必要がある。これは、従業員に対する評価や感謝のための豊かな源泉であり、それがまさに生かされようとしている段階だ」(Wang氏)

8:人員減少の新たなリスクが表面化

 労働市場が回復し、失業率が改善する中で、新たな人員減少のリスクが表面化しつつある。すなわち、エンゲージメントが特に強くも弱くもない「中間層」の従業員が退職するリスクだ。労働市場が買い手市場で、勤め先の選択肢が少なかった頃であれば、こうした従業員のエンゲージメントの水準が低くても特に問題はなかったかもしれない。「働き口が増える中、こうした従業員も転職がしやすくなる。大急ぎで人員補充に走らなくて済むよう、企業はトレンドを先取りし、エンゲージメントを維持できる人は残しておく必要がある。そして、エンゲージメントを維持できない人は深追いしないことだ」(Wang氏)

9:最低賃金の上昇は企業にとってプラス

 企業側としては、支払うべき給料が増えることは、資金の消耗に思えるかもしれない。だが、その投資からは、相応のリターンが得られるはずだ。従業員にとっては、金銭面のストレスが軽減される。家計を支えるために仕事を2つも3つも掛け持ちせざるを得なかった人にとっては、その余分なストレスもなくなるかもしれない。この結果、会社へのエンゲージメントが高まり、生産性も増すとTINYpulseのレポートは予測する。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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