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2016年の従業員エンゲージメントを巡る16のトレンド(下)

2016/02/26

Sharon Florentine CIO

13:風通しの良さを求める声の増加

 ミレニアル世代は、情報にすぐにアクセスできる環境で大きくなり、自らの行動や成果について継続的なフィードバックを得ながら育ってきた。したがって、職場でこの世代の声が強まる中では、マネジメントに風通しの良さを求める声も高まるとTINYpulseは予測する。「これは、若手社員にも古株社員にも恩恵をもたらす。当社のデータによると、指導部に風通しの良さがあることは、社員の満足度との相関性が高いからだ」(Niu氏)

14:双方向的なフィードバックが増える

 社員は、指導部からのコラボレーションと、自らのパーソナル・アカウンタビリティをますます重視しつつある中で、互恵的なフィードバックのプロセスが増えることを望んでいる。人事考課は、これまでのような一方向のスタイルではなく、ループ状になるか、あるいは完全に消え去るとNiu氏は言う。

15:フィードバックプロセスの頻度と重要性が上がる

 コラボレーションや風通しの良さは、フィードバックなしでは成り立たない。そして、タイミングが遅すぎるフィードバックは、役立たず以外の何物でもない。成功を収める企業は、社員が抱えている問題を頻繁に探る。年1回の考課まで待つのではなく、月ごとや週ごと、場合によっては日ごとに探る。情報を早く得るほど、反応も早くなり、より良い結果につながるとTINYpulseは見る。

16:ピープル・アナリティクスからの甘い誘惑にリーダーは打ち勝つべし

 ピープル・アナリティクスが拡大する中では、マネジメントと従業員エンゲージメントに関する決定について、データだけに基づいて行うべきだという誤った考えに陥りがちだ。しかし、データと情報を取り違えてはいけない。「例えば、1対1での面談や定性的なフィードバックのような取り組みは、客観的な効率性は低そうに思えるかもしれないが、満足度とエンゲージメントの向上につながる。リーダーはこうした取り組みに本腰を入れなくてはならない。そうしないと、表面的な結果しか得られない恐れがある」(Niu氏)

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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