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車へのハッキング、ドライバーとメーカーへの注意喚起が持つ意味は(前)

2016/04/12

Lucas Mearian Computerworld

 米連邦捜査局(FBI)と米運輸省国家道路交通安全局(NHTSA)は現地時間2016年3月17日、自動車のサイバーセキュリティの危険性について注意を促す広報文書>を共同で発表した。これは、善意から出された文書だが、消費者にとって得るものはほとんどない。

 この発表で言及されていたのが、車の遠隔ハッキングの事例である。2015年7月、2人のセキュリティ研究者が、英Fiat Chrysler Automobilesの「Jeep Cherokee」を無線通信経由で乗っ取る行為を実演し、車の中心的な機能を操作したというもので、当時大きく報じられた。この実演を受けて、同社は140万台をリコールし、ソフトウエアを更新した。

 今回FBIとNHTSAが文書で注意を促したのは、現在の自動車はコンピューターへの依存度が高まっており、サイバー攻撃のリスクが増しているという点だ。文書の中では、いくつかの推奨事項の1つとして、車のドライバーが自動車のソフトウエアを常に最新の状態に維持するよう勧めている。

 今回の文書では、考えられる脅威を消費者とメーカーが認識することが重要だと述べ、脆弱性への遠隔攻撃で使われる可能性がある手法を紹介している。「インターネットや携帯電話通信網への接続機能を持つ非純正の別売機器を診断コネクターにつないだ場合も、無線通信による脆弱性にさらされる恐れがある」と文書は説明する。

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