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車へのハッキング、ドライバーとメーカーへの注意喚起が持つ意味は(前)

2016/04/12

Lucas Mearian Computerworld

 だが、米ABI Researchでデジタルセキュリティを担当する調査ディレクターのMichela Menting氏は、FBIとNHTSAが示した提言について、善意によるものとはいえ、平均的なドライバーにとってはハードルが高すぎると指摘する。

 同氏はComputerworldへのメールで次のように説明した。「車のソフトウエアを最新の状態に維持するようドライバーに勧めるのは、見立てがかなり甘く思える。更新ソフトウエアを自分でダウンロードしてインストールせよというのは、危険が伴う」

 両団体が発表した文書には、何者かがマルウエアを仕込んだ更新ファイルを作成する可能性があるという警告も確かに書かれている。だが、正規の更新ファイルかどうかを見分けたり、そもそもメーカーの本物のWebサイトかどうかを見分けたりという点で、車のドライバーが平均的なパソコンユーザーよりも優れていると考えるのは浅はかだと同氏は指摘する。

 自動車のサイバーセキュリティという分野はまだ生まれたばかりであることから、当面は、メーカーやディーラーに任せるべきなのが「絶対」だとMenting氏は言う。消費者としては、自分の車がハッキングされたとの懸念や、攻撃の危険性に関する不安がある場合は、そのままディーラーに問い合わせるのがよい。

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