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車へのハッキング、ドライバーとメーカーへの注意喚起が持つ意味は(前)

2016/04/12

Lucas Mearian Computerworld

 一方で消費者は、自分の車の機能に関する情報を常に把握しておく必要があるとMenting氏は話す。パソコンやスマートフォンからスマートホーム機器に至るまで、自分が所有するインターネット接続機器の数々に対する姿勢と同じだ。自動車の方がはるかに複雑で「危険な道具」である点を考えると、そうした姿勢は特に必要だと同氏は言い、「車の方が、リスクを理解することがいっそう重要かもしれない」とする。

 米IHSで自動車技術関連の調査ディレクターを務めるEgil Juliussen氏は、ハッカーが車の電子システムに侵入する動機は、悪名をはせるという以外には実はあまりないと指摘する。

 実際、ハッカーが車に侵入することが経済的に理にかなうとしたら、車の所有者かメーカーのどちらかから金銭を強奪する方法しかない。「そこで金を得ないと、行為自体は金にならない」とJuliussen氏は言う。

 パソコン界に目をやると、2015年はランサムウエアを使った攻撃が多発した。特に猛威をふるったランサムウエアは、「Crowti」(別名Cryptowall)と「FakeBsod」の2種類だ。Microsoftの集計によると、2015年6月~11月の期間に、同社のセキュリティソフトウエアが稼働しているパソコンの85万台以上で、この2種類のランサムウエアが検出された。ランサムウエアは、OSの機能を使えなくしたり、ファイルを暗号化したり、一部のアプリケーション(Webブラウザーなど)を動かなくしたりしたうえで、機能やファイルを元に戻してほしければ金を払えと要求する不正ソフトだ。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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