TOPWireless > 公衆Wi-Fiの役目は終わったか(上)

Wireless

公衆Wi-Fiの役目は終わったか(上)

2016/05/23

Andy Patrizio CIO

 一方、LTEに対応している最近のiPhoneやAndroidスマートフォンは、ブロードバンドに近い速度で通信できる。近所のStarbucksのWi-FiでWebページを1つ開くより、LTEで動画をストリーミング再生する方がずっと快適という場合もある。

 こうなると、公衆Wi-Fiは、いわば公衆電話と同じように、役立たずの遺物と化して、携帯キャリアのデータ通信に取って代わられてしまいそうにも思えるが、実際はどうなのだろうか。何人かの専門家に話を聞いてみたところ、そうはならないとの認識で、ほぼ全員の答えが一致した。

 「私は、公衆Wi-Fiが消え去ることはないと固く信じている1人だ」と、米InterWorks Technologyの社長、Caston Thomas氏は言う。同社は、モバイルネットワークのセキュリティ最適化を手がける企業で、デトロイト中心部に公衆Wi-Fiを導入するプロジェクトにも関与した。

 「店のオーナー側と利用客側の思惑がかみ合って、今後も前進が続いていくはずだ。さらには、iBeacon技術と組み合わせて、コミュニティ志向のアプリを開発できれば、勝機が見いだせる」

 またThomas氏は、政府の情報機関と携帯キャリアとの連携を信用していない層の人々がいると指摘し、「(こうした人々は、)自分の動き、メッセージ、ミームのすべてを、ビッグブラザーや大企業が収集・分析・分類することを望んでいない。それが被害妄想なのか、誤った安心感なのかは関係ない。現実にある考えだ」と話す。

↑ページ先頭へ