TOPWireless > 公衆Wi-Fiの役目は終わったか(上)

Wireless

公衆Wi-Fiの役目は終わったか(上)

2016/05/23

Andy Patrizio CIO

似て非なるもの

 Wi-Fiと4Gは、どちらも無線ネットワークのプロトコルではあるが、類似点はそこまでで、さまざまな面で違いがあるとアナリストらは言う。

 ネットワークを専門とするITコンサルタントで、著書もあるBen Piper氏は次のように言う。「Wi-Fiと4Gは用途がまったく異なる。4Gは、いつどこでもインターネットを使いたいというスマートフォン利用者のニーズを満たせるように設計されたものだ。シームレスだが、その利便性と引き換えに料金がかかる。Wi-Fiが4Gを上回るのは、同じ場所にとどまった状態で、音楽のストリーミング配信やノートパソコンでの作業など、下りのデータを大量に使う時だ。したがって、Starbucksなどの店が、『Wi-Fiはなくなります。4Gを使ってください』と言い出すことは決してない。Wi-Fiは、速度が貧弱な時があったとしても、無料で無制限だ」

 米コンサルティング会社J.Gold Associatesの社長、Jack Gold氏は、LTEは料金が高く、Wi-Fiは無料というのが、依然として多くの人の認識だと話す。消費者にとっては、貧弱でも無料のデータ通信の方が、高速だが高料金という携帯キャリアのデータ通信プランに勝る。ノートパソコン用のベースステーションを使う必要がある時は特にそうだ。

↑ページ先頭へ