TOPセキュリティ > ランサムウエア対策のバックアップに潜む問題とは(中)

セキュリティ

ランサムウエア対策のバックアップに潜む問題とは(中)

2016/06/22

Maria Korolov CSO

 企業や組織がランサムウエアの犯人に身代金を支払うというのは、本来はあり得ない話のはずだ。なぜなら、バックアップくらい取っているはずだからである。今や、コンシューマー向けにすら、無料や低料金のバックアップサービスがある。

前回から続く)

 攻撃を受けたマシンについて、感染前のクリーンイメージがいつでも利用できる状態にあれば、いったんマシンをまっさらにして、正常だった最後の状態まで復旧できたはずだ。こうした対応を行う場合、一つひとつのシステムの完全なバックアップをいくつも保存しておく必要はない。増分バックアップのシステムなら、最新の変更だけを順次保存していく形となり、極めて効率的だ。

 「システム全体が攻撃されたとしても、ベアメタルまでロールバックできる」と、米Hewlett Packard Enterprise(HPE)で企業データ保護やモバイル情報管理に関する製品マネジメント担当のシニアディレクターを務めるStephen Spellicy氏は言う。

↑ページ先頭へ