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米国の医療情報ネットワーク、ユーザー行動分析を導入(後)

2016/06/23

Maria Korolov CSO

 米国最大の医療情報ネットワークを運営する米Surescriptsは、データサイエンス業界の企業ではないものの、その業務内容から、ビッグデータの処理には手慣れている。

前回から続く)

 2016年版の「Verizon Data Breach Investigations Report」によると、データ侵害が確認された事例の63%は、盗まれたパスワードや脆弱なパスワード、デフォルトのままのパスワードが関係していた。

 Surescriptsは、このInterset製品をオンプレミスで利用している。導入にかかった期間は2週間弱だった。同製品にはクラウド版もある。

 クラウド版というのは、厳密にはハイブリッド型の手法だ。オンプレミスのゲートウェイ装置で収集したデータをクラウドに送り、分析はそちらで行う。

 IntersetのDale Quayle CEO(最高経営責任者)は次のように説明する。「ソフトウエアを導入し、当社のシステムに取り込むデータとデータソースコネクタを接続し、AWSクラウドをプロビジョニングする作業は、およそ15分で済む。そして、15分以内にデータの転送が始まる。つまり、稼働開始までの所要時間は計30分だ。これを実現したUBAベンダーは当社以外にはない」

 また、この製品は使い方も簡単だと同氏は言う。

 「Calatayud氏のチームが高く評価しているのはその部分だ。当社は、膨大なデータを取り込み、機械学習とアナリティクスを通じて、データの山から特にハイリスクな部分を抽出して、ユーザーインタフェースに単純明快に表示する。調査担当者はどこに注目すればよいかがつかめる。クリック1つで、リスクに関するインシデントを確認できる」

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