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CRMとマーケティングオートメーション、その違いは(上)

2018/01/22

David Taber CIO

マーケティングオートメーションとは

 マーケティングオートメーションで肝心なのは、プロスペクトに対して低コストで効果的にコミュニケーションを図ることだ。つまりは、メールやソーシャルメディアを使ったコミュニケーションである。マーケティングオートメーションのシステムはいずれも、基本的なメール一斉配信を出発点として、効果的で洗練されたメールを順を追って配信する大規模な処理をスムーズに行うための機能を数多く搭載している。また、メールの効果を高めるために、メールのテンプレートや、キャンペーンの設計機能を備えている。これにより、興味や情報のレベルが上がっていく中で顧客がたどる経路を、明確かつ着実に定められる。認知から、興味、欲求、そして行動へと至るカスタマージャーニーをはっきりとデザインでき、道筋の分岐に合わせて、適切なコンテンツやCTA(行動喚起)を配置できる。

 ソーシャルメディアを活用する機能を持つマーケティングオートメーションシステムの場合は、メールキャンペーンやWebサイトを、Facebook、Twitter、掲示板と連携できる。ここで生じる現実的な課題の1つが、メールアドレスとソーシャルメディアアカウントの紐づけの管理だ。

 効果的なマーケティングオートメーションシステムは、実際にはコンテンツ管理システム(CMS)が形を変えたものだ。つまり、ライフサイクルを通じてコンテンツのアセットを明確に管理できなくてはならない。こうしたアセットは、通常は会社のWebサイトに置かれていることから、マーケティングオートメーションシステムは、魅力的な登録ページやダウンロードページをスピーディーに生成できる必要がある。プロスペクトの行動は予測がつかないので、マーケティングオートメーションシステムにはワークフロー管理の機能が必要だ。Webページやキャンペーンの流れを改善して最良の結果を生み出せるよう、改善の指針となるデータを得るための「A/Bテスト」を支える機能が求められる。

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