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パスワードとの永遠の別れは果たして来るか(中)

2017/02/08

Taylor Armerding CSO

 パスワードの一掃を目指す運動は10年近く前に始まり、現在も拡大しながら続いている。2017年は、ついに終焉の年となるかもしれない。あるいは、そうなってしかるべきだ。そんな声も聞かれる。しかし、パスワードが今すぐに消え去るかというと、そういうわけではなさそうだ。

前回から続く)

 実際、生体情報でのなりすましに関する報告は、既にいくつも上がっている。米FireEyeは、今から1年以上前のレポートで、韓国Samsung Electronics、中国Huawei Technologies、台湾HTC製のAndroid端末から指紋データを盗み出す方法が存在することを指摘していた。指紋センサーの防御がroot権限ではなくsystem権限で行われているデバイスでは、指紋センサーを使っているユーザーの指紋データを標的にしてひそかに収集することが比較的簡単に行えるという。

 また、2017年1月11日のJapan Timesの記事によると、ピースサインでポーズを取っている鮮明なデジタル画像からでも、指紋データを盗まれる可能性があることが、日本の国立情報学研究所の実験結果から明らかになった。

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