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フェイクニュースで変わりつつあるネットの姿(後)

2019/02/21

Mike Elgan Computerworld

これからが本番か

 ここまでに挙げたさまざまな変化は、インターネットの今後のあり方を変えうるものだが、いずれも1月下旬の1~2週間の間に持ち上がった話だ。プラスになりそうではあるが、広がり続けるフェイクニュースの問題を解決するところまでには至りそうにない。

 だからこそ、ネット上での物事のあり方をますます根底から変えるような動きが今後起きるのではないかと筆者は予想している。

 まずは、NewsGuardやそれっぽい機能が、オプションで導入可能な機能ではなく、デフォルトの機能、あるいは必須要件にすらなるのではないかと筆者は考える。ニュースソースの質はブラウザーが判断するものとなり、ユーザーが判断する必要はなくなる。

 また、転送は最大5回というWhatsAppの規定が先例になるとすれば、メッセージングプラットフォームにとっては、上限を設けて拡散のペースを落とし、効力を弱めることが、ひとまずの解決策となろう。

 現在起きている変化や、今後起こりうる変化すべてに共通しているのは、ユーザーや企業から管理能力を奪い、Facebook、Twitter、WeChatのような存在が、統制権や裁量権を強めようとしていることだ。

 我々が読むべきもの、読むべきでないものは、こうした存在から命じられる(あるいは少なくとも、こうした存在にその裁定を委ねる)。どの企業を締め出すかはこうした存在が選ぶ。公にされている規則に違反していない企業だったとしてもだ。

 こうしてフェイクニュースを減らすことには、それだけの価値が果たしてあるのだろうか。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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