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職場へのソーシャルロボット導入、富士ゼロックスと豪大学が協力(前)

2018/03/06

George Nott CIO Australia

 SFで育まれたイメージからすると、人はいつか、自宅や職場でロボットと共存するようになると見込まれる。だが、長期的なヒューマン・マシン・インタラクション(人間と機械の相互作用)について、実地で調査した事例は極めて少ない。

 ロボットに対する人間の態度は、時がたつ中でどうなっていくのだろうか。映画「I, Robot」にあったように、最下層の従順な奴隷と認識して、後に反乱につながるのだろうか。「Ex Machina」にあったように、長く一緒にいた人間とロボットが恋に落ちることはあるのだろうか。

 これまでのところ、長期間にわたる調査はあまりない。一例としては、人間の被験者が、頭部に表情を持つロボット装置(EMYS:EMotive headY System)を自宅に置いて生活する実験があった。この装置は、「感情」を表すようにプログラムされていて、天気予報の通知や音楽の再生などの簡単な作業をこなしてくれる。この実験は、長期的な調査とされているものの、共に暮らした期間はわずか10日間だった。

 別の事例では、被験者が1年以上にわたってロボットと接した実験もあった。しかし、主に週単位のセッションの中で1時間接するか、あるいはロボット掃除機「Roomba」のような基本的なロボットを使ったものだった。

 「これまで、職場に導入されたソーシャルロボットはほとんどない。職場に限らず、どの環境もそうだ。したがって、何が起きるかについての長期的な調査データはない」と、豪ニューサウスウェールズ大学でCreative Robotics Labの所長を務めるMari Velonaki教授は言う。

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