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いまさらCを学ぶ意味(後)

2017/03/09

Paul Rubens CIO

 C言語のおかげで、プログラマーとしての自らのレベルが上がったと確信している人もいる。Miguel Morales氏もその1人だ。米AT&T、米HPE、米Cisco Systemsでソフトウエアエンジニアを務めた後、同氏は現在、米オンライン教育企業Udacityで、自動運転車のナノ学位取得コースに携わっている。このコースはC/C++を使う。「間接的に、C言語の知識によって、私はより優れたプログラマーになることができた」と同氏は言う。「マシンが動作する仕組み、レジスタを使ってデータを保持する仕組み、メモリー確保の仕組みを理解することは、たとえC言語を使っていない時でも、プラスアルファの強みになる。変数を作る時には責任を持って処理しようとするし、タスクを扱う時には最善のアルゴリズムを選ぼうとするし、不要なステートメントを実行しないよう『continue』と『break』を使う。確かに、最近の言語は優れた最適化機能を備えている。しかし肝心なのは、プログラマーが自らの責任で処理すべき部分が多いことが、高品質のコードを書くうえで強みになるという点だ」

 今回の記事に向けて調査を進める中で、特によく目にした見解がある。C言語は今でも習得する価値のある言語だが、第2言語や第3言語に限った場合の話である、というものだ。そうした姿勢で臨めば、コーディングの技能(と飯の種)を比較的早く獲得したうえで、後から理解を掘り下げていくことができる。米Zebra Technologiesでコンピュータービジョンを専門とするエンジニアのRaymond Phan氏もそのような見方をする1人だ。

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