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IBM Research、イノベーションに向けて自らを変革(後)

2019/03/14

George Nott Computerworld Australia

一歩ずつの山登り

 業界や各種研究機関とのコラボレーションは、IBM Researchの活動の照準を定めるうえでもプラスになるとvon Kaenel氏は言う。

 「最初の頃は、実現の可能性がある1000のアイデアがあっても、その中の1つを具体化できなかった。現在は、より良い手を打てるようにするための方法、エコシステムへの効果を高める方法について、以前とはまったく違う形で照準を定めている」

 最近の共有の姿勢は、IBMにも研究界全体にも、大きな恩恵をもたらしている。

 「我々の取り組みに対する考え方としては、ブレイクスルーというよりも、いわば山登りや階段上りのようなものだとも言える。知見を確立し、それを公表し、特許を取る。そして次の一歩、そのまた次の一歩と進んでいく」とvon Kaenel氏は説明する。

 「高みを目指すには多くの知見が必要だ。したがって、ブレイクスルーは1つの組織が可能にするものではない。対象分野に取り組み、得られたものすべてを提供することによって実現される。特許を取って公表し、それを足がかりにして次の部分に進む。こうして、自らを高めると共に、他者を後押しするよう、たゆまぬ挑戦を続けていくことが、ブレイクスルーにつながる」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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