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ダイバーシティとインクルージョン、企業文化を変える8つのベストプラクティス(下)

2019/03/15

Sharon Florentine CIO

7:「適合」を忘れ一人ひとりの成功にフォーカスする

 社会の行動様式、権力構造、不公平さがそのまま企業に根を下ろすことは簡単に起こり得る。「適合」している人々の採用、教育、報奨に向けた最適化だ。すべての人が持てる力を余すところなく発揮できる文化を形成するためには、会社の体制やプロセスを精査して、弱点や盲点を明らかにし、新たな概念を生み出す方法を見つける必要がある。

 「適合という発想は時に危険だ。排除につながるおそれがあるからだ。まずは自社の価値観、ミッション、目的をはっきりさせ、それに生命を吹き込んだうえで、それらにぴったり沿うように適合を定義できなくてはいけない。定義を変える必要がある」

8:ブランドを考える

 あらゆる変革に言えることだが、ブランドと文化は密接につながっている。企業が世に送り出す製品やサービスには、その企業の価値観も、そして先入観も反映されている。

 インクルージョンを高める組織作りの取り組みでは、社内と社外のそれぞれで起きていることの関係を考えることが重要だ。自社の文化について、ブランドから何が伝わっているだろうか。社員たちと顧客たちの間で合致していないのはどのような点だろうか。考慮していなかったり誤解していたりする経験は何だろうか。

 「ダイバーシティとインクルージョンに関する取り組みは、この部分で必須の変革だと我々は捉えている。単なる取り組みやプログラムではない。会社の最上層部から、入社したての社員まで、全員による思い入れ、そして真の行動変革が必要だ。肝心なのは、会社全体としてどのように進んでいくのか、そして、各個人がどのように仕事をこなし、コミュニケーションをとり、貢献するのか、さらに言えば、世界の中でどのような存在であるのかという点だ」と、Clark氏は述べている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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