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リファラル採用の大きなマイナス面とは(後)

2018/03/15

Terena Bell CSO

 「いわば筋書きを逆にしている人がいる。企業のLinkedInページを開いて、情報を掘り下げ、何らかのつてを見つけたうえで接触を図り、紹介を受けることを試みる人だ。こうして入社した社員は、内部の関係者から紹介を受けた社員以上にエンゲージメントが高く、紹介を受けなかった人に比べれば特に高い。これは理にかなっている。その会社に興味を抱き、恐らくはそのミッションや実績に共感し、ぜひそこで働きたいと思った人だからだ」

 その点は調査結果にも表れている。現役社員に狙いを定めて紹介を獲得した人の60%は、エンゲージメントや仕事への満足度が高かった。また、上司のマネージャーと素晴らしい関係が持てていると回答した割合が特に高いのは、現役社員に狙いを定めた紹介から職をつかんだ人や、間接的なつながりによる紹介で職をつかんだ人だった。さらに、その恩恵は、社員の定着にまで及ぶとの結果が出た。リファラル採用で入社した社員は、今後半年間での転職を積極的に模索していると答えた割合が少なかった。現役社員に狙いを定めた飛び込みによって得た紹介で入社した人は、退職の意向を持つ割合が最も低い。

 「全体としては、これまでの常識はそのまま成り立っている。すなわち、リファラル採用で入社した社員は確かにエンゲージメントがとても高く、辞めることもなさそうだ。そのメリットは紛れもない。だが、リファラル採用が自社の多様性に影響する可能性があることは認識する必要がある。今後のイノベーションや成長に向けて暗雲となる可能性もあるので、慎重に事を進めねばならない」

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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