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IT部門の変革、チェンジエージェントが語る(後)

2018/03/23

Clint Boulton CIO

 デジタルトランスフォーメーションが流行する中、変革に力を注ぎ、ビジネスオペレーションの強化や新たな収益源の開拓を成し遂げた最高情報責任者(CIO)は称賛の的になる。だが、一世一代の大転換に乗り出す前に、もっと根本的な部分の変革に着手することを余儀なくされるCIOは多い。すなわち、IT部門の文化を変えるという変革だ。

前回から続く)

ビジョンの一元化

 チェンジエージェント:DocuSignの当時のCIO、Eric Johnson氏(現在はTalendのCIO)

 Eric Johnson氏は、電子署名ソリューションを手がける米DocuSignに2014年に加わって、同社初のCIOに就任した(その後、2018年1月に米TalendのCIOに就任した)。Johnson氏が加わった頃、DocuSignのIT部門は、何人かが間に合わせで業務をこなしているような状況だったという。当時の同社には一元的なIT部門がなかった。「従事している社員たちは果敢に仕事をしてはいたが、戦略やビジョン、構造がなかった」とJohnson氏は振り返る。

 DocuSignがJohnson氏を迎えたのは、IT部門を強化して規模を追求するためだった。Johnson氏がまず修正を迫られたのは、クラウドコンピューティングの利用についてだ。道理も分別も、指揮監督もないままに、クレジットカードを片手に走り回っている人が契約したクラウドサービスだった。Johnson氏は、クラウドソフトウエアの管理に伴う課題について、「クラウドは夢のような世界だと皆が思っている。だが、実際にはやはり大変な仕事だ」と話す。

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