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埋まらないIT求人が経済にもたらす影響(後)

2017/03/24

Sharon Florentine CIO

 米国では、IT業界の失業率は、2016年第3四半期現在で約2.8%となっている。各社が人材探しに苦労する中、IT職の求人が埋まらないままの企業も多い。このことは、当の企業のみならず、米国経済全体にとっても問題である。

人材確保は大きな懸念

 米人材紹介会社Harris Alliedが2017年2月に発表した調査レポート「Tech Hiring and Retention Survey」(2017年版)でも、優秀なテクノロジー人材の獲得が企業の幹部にとって最大の懸念であることが明らかになった。調査は、企業のIT幹部ら120人を対象として、2016年11~12月に実施したもの。

 調査結果によると、現在の最大の懸念を尋ねる質問で最も多かった回答は「精鋭の人材の発見と採用」で、全体の50%に上った。「現在の社内チームの人材維持」は20%、「給与や賞与に関する競争力の維持」は14%にとどまった。「より少ない人数でより多くの仕事をこなすこと」は10%、「現在のチームのマネジメント」は3%だった。

 「今回の調査結果では、当社の顧客企業がずっと言っていたことが裏づけられた。すなわち、優秀な人材への需要はこれまでにない高水準にあり、企業は精鋭の人材の獲得と維持に力を入れている」と、Harris Alliedのマネージングディレクター、Kathy Harris氏は話している。

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