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Apple News+で頭を抱えた4つの問題(後)

2019/04/25

Leif Johnson Macworld

Apple News+は既存の購読契約の代わりにならない

 Apple News+で読めるすべての雑誌を個別に購読したら約8000ドルかかる、とAppleは高らかにうたった。確かに、Apple News+のお得さを伝える方法としては妥当だ。ただし問題は、現状のApple News+では、既存の購読を解約できる水準に達していないことだ。

 この話題については、Apple News+での閲覧に独特の制約がある「Wall Street Journal」紙を取り上げている例をよく目にする。しかし、筆者の念頭にあるのは「The New Yorker」誌だ。筆者が同誌の記事を読む時には、サイトのトップページからではなく、Twitterで流れてきたリンクから読むのが常だ。有料会員になっているので、月々の無料記事の上限に引っかかることはない。だが、Apple News+にのみ加入しているとしたら、TwitterやFacebookのリンクをたどっても、サイトの有料会員とみなしてもらえない。

 Apple News+を購読契約のメインに据えるとした場合、The New Yorkerの記事を読みたい時にはApple News+を開く必要がある。したがって、筆者としては、同誌の有料会員をやめることはおそらくない。

 ただし、どの雑誌をどの程度の頻度で読むか次第で判断は変わる。筆者の場合、週刊のThe New Yorkerの記事は毎日のように読む。一方、同じく有料会員になっている「WIRED」はそれほどではない。Web版よりは紙の雑誌で読む機会が多いことから、解約を考えるかもしれない。

 この問題に関しては、残りの3つほど困っているわけではない。だが、現代の雑誌購読がはらむ不条理の一端を、Apple News+が完全に解決するわけではないということが分かる。こうした制約について、Appleが最初の段階からもっと明確にしておいてくれたらよかったのにと思う。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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