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ソフトウエア開発者に倫理綱領は必要か(中)

2018/04/25

Sharon Florentine CIO

 何よりまず、害を与えないこと――医師たちが倫理行動規範に従うことを示すために古くから宣誓してきた「ヒポクラテスの誓い」は、そのようなメッセージが根底にある。配管工、建設作業員、警察官など、一般の人々に影響する仕事に従事する職業人のほとんどは、何らかの倫理行動規範を遵守しなくてはならない。

前回から続く)

 「ぜひ業界標準の倫理綱領が存在してほしい。当社には、ソフトウエアを作り上げる職業の向上というミッションを踏まえた、当社固有の倫理綱領はある。その核心をなすのは、当社の5大価値観、すなわち、オープン性、勇気、敬意、照準、約束だ。職務の何らかの部分について確信が持てない時に、誰にとってもよりどころになる強固な基盤だと感じている。一歩下がってこれらの価値観に目をやったうえで、『これらの信条に基づいて、私はここで正しいことをしているだろうか』と自問できるからだ」

 ソフトウエア開発における倫理面については、ソフトウエア開発という職業が生まれた当初から激しい議論が続いてきた。良きにつけ悪しきにつけ、特定のテクノロジーの用途として考えられることをすべて評価するのはまず不可能だ。それがこのテーマの美点でもあり恐ろしさでもある。そう話すのは、人工知能(AI)を利用したプロダクトで企業の人材探しを支援する米HiringSolvedの創業者で最高経営責任者(CEO)のShon Burton氏だ。

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