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CIOからビジネスリーダーへの道(後)

2019/05/10

Michael Connory CIO Australia

 米Gartnerの「2018 CEO Survey」によると、企業の最高経営責任者(CEO)のうち、最高情報責任者(CIO)に別のCスイート(最高○○責任者)の役職を1つか2つは任せられると考えている割合は46%、大半の役職を任せられると考えている割合は19%だった。そして、そのような動きはまさに起きつつある。

前回から続く)

ビジネスリーダーとしてのふるまい

Credit: Getty Images

 成功のためには、自分がなりたいビジネスリーダーの役割を踏まえた考え方や行動に、今のうちから取り組む必要がある。その実現に役立つ重要な項目としては、次の3つがある。

1:起業家のように収益を創出する

 起業家的なCIOのもとでは、ITのコスト抑制に携わっているという認識から、売上に貢献しているという認識への変化が生まれている。こうしたCIOは、これまでとは別の、デジタルを基盤とするビジネスモデルを活用し、まったく新しい収益源を創出するという形で、組織を変革している。

 成果を残すCIOは、市場について顧客から洞察を得ることを重視して時間を投じる。そのために、好奇心、傾聴、学習、吸収力を発揮し、そのうえで質問を投げかける。顧客のエクスペリエンスを向上して購入へと促すことができるテクノロジーやソリューションを取り入れることで、組織の成長を支えている。

 また、成果を残すCIOはセールスパーソンでもある。ITの価値を売り込み、テクノロジーでビジネスをどのように推進できるかというビジョンを売り込む。ビジネスに新たな収益を創出するためには、外部を認識する目が欠かせない。

 セールス担当者と時間を共にする。自社のプロダクトやサービスに関して、顧客の期待やニーズを満たしていない部分を探り出す。そうすれば、デジタルソリューションで埋めるべきギャップを見つけやすくなるかもしれない。

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