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仮想通貨ウォレットの要点、種類や気になる安全性など(上)

2019/05/13

Lucas Mearian Computerworld

 仮想通貨ウォレットとは、分散台帳を基盤とする仮想通貨の取引で必要となる電子署名の暗号化鍵を管理するものだ。デジタル資産が自分のものであることを証明したり、送金など何らかの変更を伴う取引を行ったりするには、こうした暗号化鍵が必須である。その意味で、仮想通貨のエコシステムの中でウォレットが果たす役割は大きい。

Credit: Getty Images

 ビットコインにせよ、別の何らかの資産を表すトークンにせよ、デジタル資産の持ち主であることを証明するには、暗号ウォレットがなければ始まらない。いわば、キーがなければ車は動かないのと同じくらいの重要度である。

暗号ウォレットの役割

 暗号ウォレット(もっと汎用的に言えばデジタルウォレット)では、取引の際の電子署名に使う暗号化鍵のほか、特定の資産が属するブロックチェーンのアドレスを管理する。仮想通貨などの資産の所有者がアドレスを失うのは、その資産の支配権を失うのと同じことである。Linux FoundationのHyperledgerプロジェクトに携わるセキュリティ専門家のDavid Huseby氏はそのように説明する。

 暗号ウォレットはホットウォレット(ホットストレージ)とコールドウォレット(コールドストレージ)の2種類に大きく分かれる。ホットウォレットとはオンラインのウォレットで、Coinbaseなどの仮想通貨取引所がオンラインサービスとして利用者に提供しているウォレットはこちらに該当する。

 コールドウォレットとはオフラインのウォレットだ。USBメモリー型のハードウエアにソフトウエアがあらじめ組み込まれている専用デバイスをTrezorやLedgerなどが発売している。また、ExodusやQTなど、ユーザー自身がダウンロードするソフトウエアを使って、ローカルのコンピューターやデバイスで管理する形のウォレットもある。

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