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仮想通貨ウォレットの要点、種類や気になる安全性など(上)

2019/05/13

Lucas Mearian Computerworld

 細かく見ると、ハードウエアウォレットは、暗号化鍵と任意のデータの署名のみを扱うハードウエアセキュリティモジュール(HSM)とも呼ばれるタイプのものと、分散台帳ネットワークに送る取引の生成と署名を包括的に扱うタイプのものがあるとHuseby氏は説明する。

 米Gartnerのリサーチバイスプレジデント、Avivah Litan氏は、ハードウエアウォレットについて、デバイス上のコードを通じてブロックチェーンと連携することになるが、ユーザーインタフェースはあまり親切ではないと話す。

ホットウォレットとコールドウォレット、どちらが安全か

 コールドウォレットは、インターネットにつながっていないことから、本質的にホットウォレットよりも安全だ。Litan氏の説明によれば、仮想通貨に対する攻撃の多くは、オンラインのウォレットサービスが標的となり、攻撃者が自らのウォレットに秘密鍵を移すことによって、それに伴う資産も移ることになる。

 例えば2014年には、日本の仮想通貨取引所Mt.Goxで、4億5000万ドル以上に相当する85万BTC(ビットコイン)がホットウォレットから盗まれた。2018年には、仮想通貨取引所Coincheckのホットウォレットから約10億ドル相当の仮想通貨が盗まれた。これらのほかにも、小規模な盗難はこの5年間に数多く発生している。その多くはオンラインウォレットに対するハッキングだ。

 Litan氏は、今年発表したリサーチノートで次のように言及している。「ブロックチェーンの仮想通貨のアカウントから資金を盗む一般的な攻撃手段の1つが、顧客アカウントの乗っ取りだ。仮想通貨の残高をオンラインウォレットに保管しないよう我々が勧める主な理由はそれだ」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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