TOPアプリ/OS > AIの搭載でBIが賢く便利に(下)

アプリ/OS

AIの搭載でBIが賢く便利に(下)

2018/05/18

Maria Korolov CIO

 機械学習を活用したデータ分析の恩恵にあやかりたいと考えている企業各社は、少々意外な旧知の助っ人に目を向けつつある。ビジネスインテリジェンス(BI)システムだ。BIシステムというと、これまでは主に過去の実績の分析を担ってきたが、今や人工知能(AI)を取り入れて、予測機能を搭載したレポート能力を備えつつある。

前回から続く)

 AI機能の搭載を後押ししているのは、処理能力の向上、より先進的なアルゴリズム、クラウドコンピューティング、標準インタフェースだ。例えばDataRobotの場合、クラウドコンピューティングと標準のREST APIを活用することで、米Trifacta、米Alteryx、米Domino Data LabのBIシステムや、PowerBI、Tableau、Qlik、Excel、R Shinyをはじめとする多数のダッシュボードツールへの対応を実現した。

 AIを搭載したBIダッシュボードで処理できるデータは、従来よりもはるかに多彩だ。冒頭で紹介したSymphonyの場合、患者データの数値だけでなく、医師や看護師が作成した経過記録も把握できる。

 構造化されずに保存されている情報は数多くある。そう話すのは、米コンサルティング会社Publicis.SapientでデータとAIを統括するJosh Sutton氏だ。有益な洞察や予測につながると考えられる情報で、しかも、テキスト形式だけではない。

 「BIの非構造化データのデータソースとして特に大きいのが画像だ」。例えばマーケティング部門なら、ユーザーがSNSでシェアする写真に基づいて、商品がどのように使われているかを分析すれば、有益な情報が得られる可能性がある。

↑ページ先頭へ