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ITリスク管理とイノベーションを両立するためのヒント(上)

2018/05/21

Bruce Harpham CIO

 新たなチャンスを追求する中で直面するリスクを軽減しつつ、自社の推進力を損なわないためには、どうすればよいのだろうか。いくつかのアドバイスを紹介していく。

 「素早い動き」「破壊的変化」「実用最小限のプロダクト(MVP:Minimum Viable Product)」など、スタートアップに関して使われるうたい文句は、テクノロジー界では決して無視できない。こうした考え方は確かに魅力的だ。しかし、企業のITでこれらを実践するには、各社の現状に合わせるための工夫が欠かせない。

 広く普及している事業を手がけている企業のIT幹部にとっては、リスクとリターンを巡る状況がスタートアップとは異なる。何千人、何万人、何百万人の利用者がその会社のインフラを頼りにしている。例えばネットバンキングのプラットフォームであれば、1つの変更を加えたことがシステム障害につながった場合、膨大な損失が生じかねない。

 最高情報責任者(CIO)にはイノベーションの精神が欠かせないという声がますます大きくなり、売上アップを追求するデジタルトランスフォーメーションがあらゆる業界で進んでいる現在だが、賢明なIT幹部であれば、イノベーションの取り組みに内在するリスクを甘く見てはならない。

 新たなチャンスを追求する中で直面するリスクを軽減しつつ、自社の推進力を損なわないためには、どうすればよいのだろうか。いくつかのアドバイスを紹介していく。

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