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開発者に向けたAI民主化でしのぎを削る大手IT各社(前)

2018/06/05

Scott Carey Computerworld UK

AWS

 AWS Summit Londonで、Amazon.comのWerner Vogels最高技術責任者(CTO)は次のように話した。「我々の使命は、機械学習を使いやすくして、すべての開発者に届けることだ」

 その具体的な取り組みは多岐にわたる。AWSのインフラ上で機械学習モデルを処理するためのコンピューティング能力のほか、画像認識サービス「Rekognition」、音声合成サービス「Polly」、仮想アシスタントやチャットボットの会話型インタフェース構築サービス「Lex」といった既製のサービスに至るまで、開発者にはあらゆるものが用意されている。

 さらに、昨年のre:Inventで発表された「SageMaker」もある。機械学習モデルを扱いやすくするためのプラットフォームで、ビジネスアプリケーションで使うモデルの構築、トレーニング、デプロイを行える。インフラのプロビジョニングや、トレーニングするモデルの管理とチューニングなど、手間がかかりがちな作業の負担をかなり軽減できる。

Google

 AIと機械学習の専門的技能に関して、Googleは強力な存在感がある1社だ。かつて同社は、広く知られるフレームワーク「TensorFlow」をオープンソース化した。そして最近では、研究部門の名前を「Google AI」に改めた。

 今年のGoogle I/Oで、のSundar Pichai最高経営責任者(CEO)は、自らの立場を明確に表明し、「社会にとって情報をより便利に、より使いやすく、より有益なものにする」という同社の中心的なミッションの追求が、AIで可能になりつつあると話した。

 さらに同氏は、一般ユーザー向けにAIを適用した印象的な機能の事例をいくつか紹介した。例えば、返信メールの本文作成を支援するGmailの新機能などだ。また、メディアで話題を呼んだ「Google Duplex」もある。Googleアシスタントが、人間のふりをしてレストランの予約などの電話をかけるというものだ。

 Googleは「Tensor Processing Unit(TPU)」でハードウエア面にも力を入れており、新たに「Cloud TPU」を発表した。

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