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セキュリティ

偽造音声でのなりすまし、実現は間近(中)

2017/06/07

Taylor Armerding CSO

 攻撃者にパスワードを盗まれることはあっても、生体を盗まれることはないという前提が、テクノロジーの進展に伴って、確実なこととは言えなくなった。例えば、今や指紋は、ハッキングが絶対不可能な認証方法とは言い切れず、なりすましが可能である。そして声についても、同じことが言える日は近そうだ。

前回から続く)

 Lyrebird自身、同社のサイトに掲載した簡潔な倫理規定の中で、同社の技術について、「誤った駆け引き、詐欺、他人のIDを盗むことで生じる問題全般など、危険な結果を生む可能性がある」と認めている。

 さらには、「当社のテクノロジーを広くリリースして、誰でも利用できるようにすることで、そのようなリスクが生じないようにしたい」と述べている。

 この技術に対しては、セキュリティコミュニティからさまざまな反応がある。Scientific Americanの記事によると、米IBM ResilientのCTO(最高技術責任者)で、暗号化の第一人者であるBruce Schneier氏は、偽のオーディオクリップに出くわすリスクは「新たな現実」になったと発言した。

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