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AMD、「EPYC」でデータセンター市場に再び挑む(前)

2017/06/06

Andy Patrizio CIO

 テクノロジー界では、話の第2幕が始まることはあまりない。ましてや、第3幕は少ない。だが、それでも米AMDは歩みを続けている。

 AMDは21世紀の初め、x86 CPUにもたらした3つの大変革でコンピューティング界を揺るがせた。マルチコアCPU、64ビットへの拡張、そして、フロントサイドバスではなくCPUにメモリーコントローラーを内蔵したことだ。

 この結果、米Intelとの競争力が俄然高まり、市場シェアを獲得し始めた。それがとりわけ顕著だったのはサーバー市場である。AMDが最初に投入したサーバー市場向け製品は「Opteron」だった。

 サーバー市場でのAMDのシェアはたちまち20%まで急上昇した。だがAMDは、2007年に発表したプロセッサ「Barcelona(開発コード名)」でつまずいた。あまりに多くを一度に目指しすぎたのだ。一方、息を吹き返したIntelは、順調な動きを見せた。米調査会社Mercury ResearchのDean McCarron氏によると、現在ではOpteronの市場シェアは1%に満たない。

 AMDは、期待外れのプロセッサを携えて、長年にわたり日陰をさまよってきた。だが、新設計のコア「Zen」で、AMDへの関心は再び高まっている。Zenベースのパソコン向けプロセッサは、価格が3倍のトップブランドのIntelプロセッサと同等以上のパフォーマンスを持つ。

 そして、サーバー向けの新プロセッサが「EPYC」だ。AMDのサーバー製品に対する関心がEPYCでよみがえることを同社は期待している。EPYCは、IntelのBroadwell-EP(開発コード名)世代の「Xeon E5 v4」プロセッサと真っ向から勝負する。

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