TOPHardware > AMD、「EPYC」でデータセンター市場に再び挑む(後)

Hardware

AMD、「EPYC」でデータセンター市場に再び挑む(後)

2017/06/08

Andy Patrizio CIO

 テクノロジー界では、話の第2幕が始まることはあまりない。ましてや、第3幕は少ない。だが、それでも米AMDは歩みを続けている。

前回から続く)

 AMDは以前、EPYC(当時は開発コード名Naples)を発表した時のデモで、デュアルソケットのEPYC搭載システムとXeon E5-2699A v4搭載システムで耐震解析を実行した結果を比べたベンチマークを披露した。最初は、Xeonと同等のスペックとなるようにEPYC搭載システムにハンディを加え、EPYCも44コアと1866MHzメモリーで動作させた。すると、ワークロードの実行にかかった時間は、EPYCは18秒、Xeonは35秒だった。さらに、EPYCシステムのハンディをなくし、64コアと2400MHzメモリーで動かしたところ、EPYCの処理時間は14秒になった。

 EPYCのプラットフォームは、メモリー帯域幅もCPU速度と同じくらいのセールスポイントだとAMDのNorrod氏は言う。同社はEPYCで、メモリー帯域幅の制約を受けているワークロードに照準を合わせる意向だ。「大量のワークロード群では、メモリー帯域幅はCPUと同じくらい重要だ。コアは現在のコアと比べて2倍の速さではない。十分な帯域幅と組み合わせるからこそ、コアを暇にさせないで済む。一方、Broadwellはそこがネックになる」

 IDCのEastwood氏は、AMDが狙いを定めた戦略は同社にとって理想的だと話す。「AMDは、次世代の分析ワークロードに照準を合わせている。デジタル変革を果たした企業が、エッジからコア、クラウドまでをカバーする包括的なアプリケーション戦略やデータ戦略を取り入れていく中で、こうした分析ワークロードは十分な成長が見込まれる。IBM OpenPOWERなど、他社がターゲットにしているワークロードとある程度重なるが、AMDは、Intelと互換性があるx86のリソースを使って進めている。つまり顧客としては、将来Intelベースのプラットフォームに戻る自由が得られる」

↑ページ先頭へ