TOPマネジメント > 人事業務の効率化を支援する、人事情報システムとは(中)

マネジメント

人事業務の効率化を支援する、人事情報システムとは(中)

2019/06/12

Sharon Florentine CIO

 人事情報システム(HRIS:Human Resources Information System)とは、人事部門の業務を支援するためのシステムの一種だ。スタンドアロンやSaaSで提供されており、社員、ポリシー、手順などについての情報管理を支援する。採用管理、オンボーディング、給与、パフォーマンスマネジメント、経理など、人事部門の多種多様なニーズに応える機能を備えており、データの記録、把握、分析などに活用できる。

前回から続く)

Credit: Getty Images

 人事情報システムの多くは、セルフサービスの機能が豊富で、人事に関する業務の円滑化や管理の負担軽減に役立つ。例えば、給付管理や勤怠管理などのモジュールでは、情報の管理と修正、給付の変更、休暇の申請、給与振込口座の割り当て変更などを社員自身が行える。あるいは、パフォーマンスマネジメントのモジュールでは、フィードバック、人事評価の結果、特記事項など、マネージャーが直属の部下についての情報を入力できる。分析やレポートもセルフサービスで対応できることが多く、社員、マネージャー、採用担当者、幹部などがそれぞれの立場でレポートの作成や表示を行える。

人事情報システムのメリット

 人事情報システムは、現役社員、元社員、採用候補者に関して必要な情報を網羅できるのが効果的だ。応募から退職まで、一人ひとりのデータの把握や分析を行うことができ、一般社員、管理職、採用担当者のそれぞれが、必要とする情報をその都度参照できる。

 包括的な人事情報システムは、人事コストの計画や予算配分に役立ち、意思決定の効率性を高められる。すべての情報が一元化されていて、分析やレポートの機能も統合されていることから、人事関連のデータの参照や検討が容易になり、採用、解雇、給与、昇格、社員数、退職率、定着率など、人員に関する意思決定がしやすくなる。

↑ページ先頭へ