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GoogleとHuaweiの取引停止、スマホの未来が根底から変わるか(後)

2019/06/13

Michael Simon PCWorld

巨大企業の息の根は止まるか

 Huaweiの熱心なファンは世界中に大勢いる。こうしたファンが、Huawei製スマホのAndroidのエクスペリエンスはGoogleなしでも変わらない、とか、Googleは主役ではない、という認識を突然抱いたら、モバイル界でのGoogleの支配的立場が徐々に弱まることになりかねない。確かにGoogleは切り札をすべて握っているが、Huaweiは中国では既に代表的存在だ。独自のプロセッサやモデムを開発し、Androidにさまざまな機能や改良を加えている。

 次に控えている製品も忘れないでおこう。Huawei初の折りたたみ式スマホ「Mate X」だ。おそらくHuaweiは、来たるべき発売に向けて、Googleと協力して独自UIの問題の解決に取り組んでいたのだろう。しかし、現在の状況からすると、先進的なハードウエアとソフトウエアを見せつけるために、大きく期待されているこの端末を利用することも不可能ではない。Samsungの「Galaxy Fold」が痛手を受けた後だけに、急ぐ理由は何もない。

 巨大スマホメーカーのHuaweiが、GoogleやAndroidと縁を切ることに成功しつつ、存在感を失わなかったとしたら、スマホ界の様相は一変するだろう。Androidはモバイル市場シェアの8割を握る存在ではなくなるし、Samsungも独自OS「Tizen」で後に続く可能性がある。Googleはにわかに、米Apple以上の心配の種を抱えることになる。

 コアなファンの獲得と著しい成長を成し遂げてきたHuaweiは、Googleなしで生き残りを図る役回りに合っている。Huaweiの次の一手が、Google抜きのAndroidフォークにせよ、EMUIでの単独行にせよ、そこに懸かっているのはHuaweiの未来だけでは決してない。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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