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ITと他部門の仲立ちをするビジネスリレーションシップマネージャー(前)

2019/06/18

Sarah K. White CIO

ビジネスリレーションシップマネージャーの職務

 BRMの職務内容や責任は、おそらく組織や業界ごとに異なるが、いずれのBRMにも共通する主な責務として、BRM Instituteは以下を挙げている。

  • 業績向上のために何が必要かをIT部門に伝える方法について事業リーダーをコーチする
  • エンタープライズアーキテクチャを活用した複数年規模の事業能力ロードマップを策定する
  • 変革管理チームおよび事業変革チームとともに、変革を成功に導く要件を見直す
  • プロジェクトマネジメントオフィス(PMO)とともに「健全で適切に管理されたイニシアチブポートフォリオ」を策定する
  • 事業責任者とコミュニケーションをとりながら、共同の取り組みや合同計画を検討し、決定済みのロードマップや優先事項に則しているか確認する
  • デジタルアウェアネス、リスクアセスメント、事業継続性、事業能力要件を重視した構想による事業価値を特定する
  • 戦略的に重要な事業の短期および長期的成長機会を見極め、関連部門での技術導入状況を追跡する
  • リレーションシップチームを立ち上げ、経営幹部や上級管理職を含む組織全体の「意思の集約と戦略的協力」を監督する
  • 各事業部門のプロジェクトリーダーらと密に連携し、共同で進める戦略的取り組みの目標をそれぞれが明確に理解できるようにする
  • 創造性と革新性を維持できるよう、業界動向と技術動向を完全に把握する
  • 共同の取り組みが企業戦略からぶれることなく成功への道を進むようにする

ビジネスリレーションシップマネージャーのスキル

 コミュニケーションを促進して部門間の壁を取り払う幅広いソフトスキルもさることながら、ビジネスの技術的側面と個々の部門について理解する能力も備えたBRMが、成果を上げることができる。したがって、人材の育成、経営幹部との交渉、IT部門と他部門間のギャップ解消といったタスクもこなさなければならない。

 BRMが備えるべきスキルの中でも、BRM Instituteは特に以下を重視している。

  • 関係構築のスキル
  • 戦略的な思考力
  • 主張と駆け引きのスキル
  • 気力と集中力
  • 高いコミュニケーション能力
  • 熟練した交渉術と高度な問題解決能力
  • 指導力
  • 協調的な環境作りと協業を促進する能力
  • 周りにプラスの影響を与え、組織間の隔たりを取り払う能力
  • 高度な文章・会話・報告スキル
  • IT、人事、経理に関する理解力
翻訳:鈴木英子=ニューズフロント

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