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IT部門を若返らせる逆メンター制度(前)

2017/06/27

Clint Boulton CIO

 IT人材の不足を嘆くCIO(最高情報責任者)は多い。ストックオプションや福利厚生、目がくらむほどの給与で若手技術者を引き寄せられる企業ならいざ知らず、それ以外の企業では、IT部門が昔ながらのやり方で行き詰まっていることもある。その解決策の1つとして、とっておきの先生たちを活用して、ベテランのIT部員が時代に合った進化を遂げられるようトレーニングする方法がある。その先生役を務めるのは、ミレニアル世代の「デジタルネイティブ」だ。

 米保険会社AflacのCIO、Julia Davis氏は、この面で大きく前進する一歩として、逆メンター制度を創設した。ベテランのITスタッフと、大学の新卒者を中心とする「見習い」社員がペアを組む。Davis氏にインタビューしたところ、同氏が率いる470人の社員(平均年齢48歳)が、この逆メンター制度で恩恵を得ているという。ITサービスデリバリの現代化と変革を狙いとした、企業内の思考の融合だ。

 「我々がテクノロジーを使って進めていることの考え方や習慣を転換させ、組織を変える必要がある。IT部門を御用聞きから脱却させ、ビジネス部門への助言や問題解決を担うパートナーにならなくてはならない」

 変化のペースがますます加速し、業界の枠を超えたデジタル・ディスラプションが促される中、この問題に取り組んでいる企業は多い。CIOが探し求めているのは、モバイル、クラウド、ソーシャル、アナリティクスの最新ツールに精通し、アジャイルやDevOpsの手法でソフトウエアの開発/リリース/メンテナンスを行える人材だ。しかし、ITスタッフがレガシーシステムの経験ばかりを重ねていてデジタル能力が不足している従来型の企業では、こうしたスキルセットは足りていない。

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