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AIは新たなルネサンスをもたらすか(下)

2018/07/13

Marc Dimmick CIO Australia

 英語版Wikipediaには次のような記述がある。「近年、さまざまな形態のテクノロジーに反対する姿勢を表すネオラッダイト主義という言葉が出現した。Second Luddite Congressが1996年に定めた宣言では、ネオラッダイト主義について、『コンシューマリズムに対して、そして、異様さと怖さの度合いを増しているコンピューター時代のテクノロジーに対して、指導者なしで行う消極的抵抗の運動』だとしている」

 今現在を、新たなルネサンス期を生み出すチャンスとして生かす必要がある。より多くの人が「ルネサンス的教養人」になれるように、人間の創造性と刷新性を生かす必要がある。企業はイノベーションを求めているが、コンピューターはイノベーションの習得に苦労している。

 未来の職業は、人間のそうした側面から生まれるはずだ。だが、しっかり見ておかなければ、ネオラッダイト主義の理屈が通るやもしれぬ状況を見過ごしてしまう。かつてのラッダイト運動で織機の破壊が始まった頃と同じような状況が生まれる可能性がある。

 かつてのラッダイト運動では、機械を破壊する行為が1721年に非合法化され、1812年には死刑とする法律も定められた。現在の我々も今後その域まで達すると言うつもりはないが、そうした不測の事態に備えて、陣営作りや武装化を既に進めている人たちもいる。

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