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Dignity Health、ITスタッフの思いやりと熱意の背景は(前)

2018/07/10

Terena Bell CIO

 Dignity HealthのITチームの文化が他社と異なるのは、ビッグデータ分析や患者向けサービスのデジタル化などの創造的なプロジェクトで活動の幅を広げられるような権限をメンバーたちに与えつつ、真心をこめた日常的な行為を促していることだとWise氏は言う。それもあって、Dignity Healthは、Computerworldの年次調査「2018 Best Places to Work in IT」の大企業部門で32位に入った。

 ITスタッフが重要な変化をもたらす1つの形としては、新しいシステムのイノベーションによる患者ケアの変革がある。Dignity Healthで言えば、敗血症性ショックのリスクがある患者をアナリティクスで早期に判断する「Sepsis Bio Surveillance Agent」や、胎児の合併症の可能性をアナリティクスモデルで割り出す「Perinatal Predictive」などだ。だが同社の場合、患者や地域社会全体へのお返しという形もあると、Wise氏は言う。例えば、全社規模で正式に評価されたあるITサポートスタッフは、顧客対応のスキルや技術力の高さでその名が広まったわけではない。十代の患者が切望した散髪をしてあげたのがきっかけだった。

 「このスタッフが病室で機器を修理していたら、その部屋に入っている十代の男の子が、髪を切らなきゃと心配そうに口にした」。そのスタッフは散髪の副業もしていたことから、看護師に話をし、髪を切りに来る手はずを整えた。「このことは、その子の感情に極めて大きな変化をもたらした。そのスタッフの仕事ではなかったが、実際にやって来て、重要な変化をもたらした」とWise氏は振り返る。

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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