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6つのERPトレンド、AIやブロックチェーンなど(上)

2018/07/23

Bruce Harpham CIO

Excelの牙城への切り込み

 好むと好まざるとにかかわらず、Excelは今でも、世界中の企業のCFOと財務部門に選ばれしツールである。ERPを導入する道のりは、常にExcelに行く手を阻まれ、道半ばにとどまってきた。しかし、Excelでこなしてきた作業の一部だけでもERPシステムに移行することで、どれほどの効果が得られるか、企業各社はようやく認識しつつある。

 ERPベンダーの米Acumaticaで製品マーケティング担当ディレクターを務めるRay Rebello氏は、典型的な事例として次のような話をした。「Dakota Red(アイオワ州の建設会社)では、財務報告の作成ソフトとは別に、Excelで作成したデータがあり、月ごとに手作業で報告書を作り直さざるを得ない場合が多かった。POSトランザクションの処理にはMicrosoft Accessの独自プログラムを使い、インベントリを含むデータベースを拠点ごとにスタンドアロンで保持していた」。このデータはERPシステムとつながっておらず、手作業で移す必要があった。

 米GartnerのERP技術担当リサーチディレクター、Mike Guay氏は次のように話す。「Acumaticaは、新興のERPベンダーとして私が注目している1社だ。他のERPベンダーは2億ドル以上の規模の大企業に狙いを定めているのに対し、Acumenticaは、より小規模な500万ドル以上の企業に食い込みつつある。そのほか、財務とHCM(人的資本管理)分野では、米Workdayも有望なベンダーだと私は見ている」

翻訳:内山卓則=ニューズフロント

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