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コンピューターサイエンスの学位を無視すべき10の理由(下)

2018/08/31

CIO

現代的なスキルの多くが無視されている

 現代的なスキルの多くをカバーしていない学科はたくさんある。Node.js、React、ゲームデザイン、クラウドコンピューティングについて理解したくても、平均的なカリキュラムにはほとんど登場しない。一般的な学校の講座一覧は、もっぱら基礎に重きを置いている。すなわち、Node.jsやReactといった言葉を早々に無視した後で、競合状態などの深遠な概念が、コンピューティングの一部として残る。気高い目標ではあるが、大半のプログラマーが現実に取り組むことといえば、流行真っただ中のバズワードの特質と格闘する作業が99%だ。

 コンピューターサイエンス学科は思索家を生み出すことが実によくある。根源的な課題の特定部分については理解しているが、世の会社員が1日の大半を費やすようなこまごましたことについては表面的な知識もない思索家である。だからこそ企業は、物理の研究で装置が吐き出す一連のデータをPythonで処理していただけの物理専攻の人材を採用しても同じだと考えている。表面的なこまごましたことをすぐに身に付けるという点に関しては、コンピューターサイエンス学科出身の天才と変わらない。

学術的な最先端は実用化に時間がかかる

 機械学習や人工知能は今や大流行で、早く試そうと皆が先を争っている。だが、コンピューターサイエンス学科では、こうした研究は何十年も前から行われていた。現時点で学校から生まれるアイデアをすべて吟味することは果たして理にかなっているだろうか。それとも、広く実用化できる段階に達するまでおとなしく待つ方が理にかなっているだろうか。

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